3月も下旬を迎え、日中の気温も上がって野の草花も一斉に花を咲かすようになりました。
静岡県との県境尾根ではカタクリの花も咲き出し、訪れる多くの人で賑わいを見せています。
その道筋ではキスミレやヒロハノアマナも咲いています。
いよいよ春本番、枯色ばかりだった野山に色豊かな野の草花が現れ、心躍らされます。
(1)その気品ある姿から、野草の中でも最も人気の高いカタクリ
(2)カタクリの成長には長い年月を要し(7~8年の栄養成長期)開花に至る。
また寿命も長く、15年から20年は生き続けるようである。
(3)古来より人気がある故、多くの別名を持ち、和歌などにも数多く詠まれている
(4)今では想像もつかないが、40数年前には
尾根の群生地では山の斜面がカタクリの花の色で染まるほどであった・・
(5)周辺地にて・・
(6)自生地では白花も例年より多く蕾を付けていた。
白花は葉に紫褐色の斑紋がなく、茎も薄緑色(手前)。奥は通常型
(7)一株に40数個もの花を付けた大きなシュンラン(春蘭)
その姿に圧倒されます
(8)同日、日陰の湿った岩場ではシュンランが、まだ小さな蕾を一つ付けていた・・
(9)尾根道脇ではキスミレも一斉に花を開いていた・・
絶滅危惧種(絶滅危惧ⅠA類)極めて絶滅の危険性が高いもの
自生地は当地を含む数か所のみ(本州中部・中国地方、四国、九州など)
(10)手厚い保護に依り、その数は増えている
また掲載写真の間違え
変更できません。悪しからず・・
(11)珍しい光景、ヒロハノアマナと共に・・お隣さんです。
(12)ヒロハノアマナ・・アマナに似ているが、葉はやや短く太い
(ヒロハアマナ) 葉の中央に白い線があるのが特徴
関東から近畿、四国に分布
(13)キスミレを背に・・
(14)葉は暗紫緑色で中央に白い線が入り、花は白色。花期3~4月
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